欧州のエクステリアフラワー事情【外装編】

オランダの花屋さんを覗いてみました。

ここでは生花や植物だけでなく、なんとアーティフィシャルフラワーも同じステージで販売していました。

こちらのオーナーさんは、オランダのアーティフィシャルメーカーである SILK-KA社の本社ショールームや、毎年開催されるパリのメゾンSILK-LAブースの総監督(ディレクター・プロデューサー・デザイナー)として活躍している方でもあります。

お店の外観にはナチュラルブランチが外壁に張り巡らされており、そのブランチにアーティフィシャルフラワーを「これぞやっ!!」という具合に装飾されています。毎年2回そのお花部分のみを交換し、季節感を演出するとのこと。日本国内では、いわゆる「造花」は室内装飾として使用するのが基本認識として利用されてますが、オーナーさんいわく「6か月くらいなら外で使用しても状態はさほど悪くはならないよ。見た目もいいし、なにより手間がかからないからいいね!!」と、造花の利用価値を力説しておりました。

「日本での屋外使用では、紫外線や雨風による造花の劣化が問われてしまい、なかなか自信を持って紹介できないんだよね・・・」と私が言うと、「アーティフィシャルフラワーが日焼けや雨風により色彩が変化していくのは当たり前じゃないか。どんな物でもそうでしょう。でも少なくとも3ヵ月は当初の美しさを保っているよ。生花では絶対に真似できないじゃないか」と。「アーティフィシャルフラワーに何を望んでいるんだい?人工だから永遠に枯れずにそのものの状態を保つことかい?それが担保にできないのでは、利用価値がないってことかい?!」。

そうなんですよね。”造花”だって自然の産物(資源)からできているもの。なにか(主役)を引き立てる役としては最高の素材の一つなんですよね。もっと自信を持って屋外用途で使用してもらう提案を日本でも勧めていけたらな、と思いました。

しかしまぁ、、、どこを撮影しても「絵」になるわ・・・。

なんなんだろうね、これって・・・。

FIAN TOKYO SHOWROOM / 2022年 Spring & Summer Version では、屋外装飾の演出提案を絶対にやってみよう!と決心した旅になりました。

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